( 発売から1ヶ月半。遅いブログの更新ですが…。)
4月27日初めての著作本が発売されました。
出版社:ブティック社
著者:吉村彩 Colorful PETALS
馴染みのある14種類のお花のつくり方を写真とともに細かく紹介している本です。
ちょうど1年前の世の中がコロナの不安で包まれていた頃にお話をいただきました。
実際にとりかかりはじめたのは夏くらいだったかな。多くの人の力をかりて目に見えるカタチになりました。
G.Wの連休前の発売日だったのですが、直前に緊急事態宣言が出たことにより多くの商業施設が閉まってしまい本屋さんに足を運ぶ人が減ってしまったことはは本当に残念でしたが、それでも多くの方に手にとっていただき心から感謝しています。また、ありがたいことに日本だけではなく、海外の方からもたくさんのお問い合わせやご購入をいただいていて、本の力を実感しています。
レッスンをしているのでいつも実感していることですが、自分で好きなように作ることと誰かが作ることを踏まえて作ることは全く異なるものです。特に今回はクレープペーパーを扱ったことがない人に対しての本ということ、誰もが手に入れることができる日本のクレープペーパーのみを使用するということ、またフォーマットのある実用書ということ、これらの点も考慮するポイントでした。自分の創作のスタイルを保ちながら、これらを消化したものをイチから考え直して初めての人でも作ることができるような工程のレシピとデザインにする。これはなかなか難しいものですね。お花のレシピ作りだけではなく、本作りのプロセスの中で作り手としていろいろな葛藤があったので、多くの制作の過程を経て実際に発売日に本が書店に並んでいるのを見た時は、嬉しいというよりもほっとしたというのが正直なところです。
さて、私がペーパーフラワーを作り始めたのもアメリカの書店で手にとったある本がきっかけです。
(その時は迷った挙句購入しなかったのですが最近改めて買おうかな、と思っています。)私の本も手にした誰かの創作のきっかけになれば、と思います。
「続編もありますよね?!」と聞いてくださった方もいたのですが、私もまだまだペーパーフラワーの奥深い世界をお見せしたいです。まだ出し惜しみしている部分もあるかもしれません。笑 ペーパーフラワーがもっと広まって、そして “はじめて”じゃない人が増えれば“はじめてではないペーパーフラワー”っていう本を出せる日が来るかもしれません。よろしければ本を手にとってみてくださいね。そして好きなお花、好きな色から気負わずに楽しんで作ってみてください。ペーパーフラワーの楽しさが広まりますように。
※私のオンラインショップからもご購入いただけます。
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